【PR】本記事はラブアン(Lovean)のプロモーションを含みます。
「3年でダメだったら、新潟に帰ろうと思ってるんです」
これは、その日の食事の後半に、彼女が何でもないことのように言ったセリフでした。
19歳。上京してちょうど1年。カフェとイベントスタッフの掛け持ちで、月の手取りは13万円ほど。
そのうち7万円が家賃と光熱費に消えると、彼女は笑いながら教えてくれました。
これから ラブアンで20歳前後の女性と会ってみたい と考えている方に、参考になればと思います。
ラブアンで彼女を見つけた日
水曜の23時過ぎでした。
出張から帰った日で、疲れているのに眠くならない。よくある夜です。
そういう日に私はラブアンを開きます。判断が鈍っている自覚があるので、その日は いいねを送るだけで、メッセージは翌朝に回す と決めています。
彼女のプロフィールは、写真が2枚しかありませんでした。
1枚はカフェのカウンター越しに撮った手元。もう1枚は劇場らしき建物の前で、顔は写っていない。
自己紹介文は、こうでした。
新潟から出てきて1年です。昼はカフェ、夜はイベントの設営をしています。お芝居の勉強をしていて、レッスン代を貯めたいです。食事しながら、いろんな話を聞かせてくれる方だとうれしいです。
「レッスン代を貯めたい」と書く人は、目的が具体的です。
私の経験上、目的がはっきりしている人は、当日の時間の使い方も丁寧なことが多い。
写真が2枚しかないのは気になりましたが、翌朝、いいねを送りました。
メッセージで確認したこと
マッチしたのは、その日の夕方でした。
19歳という年齢を見て、私が最初にしたのは 確認 です。
年齢のことは、こちらから触れておいたほうがいい。あとで気まずくなるより、最初に置いておくほうが健全だと思っています。
私はこう送りました。
はじめまして。プロフィールを読んで、目的がはっきりされているのが素敵だなと思いました。ひとつだけ先に。私は43歳で、親子ほど歳が離れています。もし気になるようでしたら、遠慮なく言ってください。
返ってきたのは、こういう文でした。
全然気にしないです。むしろ、そういうこと最初に書いてくれる人のほうが安心します。
3往復して、土曜の18時に食事をすることになりました。
場所は 恵比寿のビストロ にしました。
19歳が相手のとき、私はカウンターの店を選びません。並んで座ると距離が近すぎて、相手が緊張します。
テーブルで、向かい合って、少し距離がある。それくらいがちょうどいい。
恵比寿で会った彼女
10分前に着いて待っていると、彼女は時間ちょうどに現れました。
黒いワンピースに、白いスニーカー。
「すみません、ヒール持ってなくて」と、座る前に言いました。
私は「そのほうが歩きやすくていいですよ」と返しました。実際、そう思っています。
背伸びをしていない相手のほうが、私は話しやすい。
前菜が来るまでの数分、彼女はメニューをじっと見ていました。
値段を見ているんだな、とわかりました。
「今日は私が出しますので、好きなものを選んでください」と伝えると、彼女は「じゃあ、これ食べてみたいです」と、真ん中あたりの料理を指しました。
一番高いものを選ばない。この距離感が、この夜の全体を決めた気がします。
最初の30分に話したこと
19歳が相手のとき、私が最初に避けるのは 仕事の話 です。
「普段は何を?」から入ると、彼女の側に「答えなければいけない」空気が生まれます。
バイトを掛け持ちしていることは、プロフィールに書いてある。それをもう一度言わせるのは、こちらの怠慢だと思っています。
なので、私は食べ物の話から始めました。
「新潟だと、家で食べる魚が違うでしょう」
彼女の顔が、少し明るくなりました。
「そうなんです。東京の刺身、高いのに薄くて驚きました」
そこから15分ほど、新潟の話が続きました。
冬の雪の量。母親が作る煮物の味付け。実家の近くにあった潰れたショッピングモール。
地元の話は、19歳が唯一「先輩」になれる話題です。
私が知らないことを、彼女が教えてくれる。この構図を最初に作っておくと、そのあとの会話が対等になります。
東京に出てきた理由
30分ほど経ったころ、彼女のほうから東京の話になりました。
「こっちに来て、何が一番変わりましたか」と聞くと、少し考えてからこう言いました。
「誰も私のこと知らないのが、楽です」
新潟では、中学からずっと同じ顔ぶれだった。演劇をやっていることも、学校中が知っていた。
うまくいかなかったときに、それを全員が知っている。それがしんどかった、と。
「東京だと、失敗しても誰も見てないので」
私は「それは、確かに楽ですね」と返しました。
丸の内で20年働いていると、逆のことが起きます。失敗が、全部記録として残る。
19歳と43歳で、まったく違う理由で、同じことを思っていました。
「3年」という期限の話
料理が半分ほど進んだころ、私は聞きました。
お芝居はいつから続けているんですか、と。
彼女は中学の演劇部から始めて、高校でも続けて、卒業と同時に上京したそうです。
養成所に通うためのお金が足りず、いまはバイトを掛け持ちしながら、単発のレッスンだけ受けている。
そこで出てきたのが、冒頭のセリフでした。
「3年でダメだったら、新潟に帰ろうと思ってるんです」
私は少し黙りました。
19歳が自分に3年の期限を設定している。 43歳の私には、その重さがすぐには測れませんでした。
「それは誰かに言われたんですか」と聞くと、彼女は首を振りました。
「自分で決めました。決めておかないと、ずるずるいくと思って」
私が自分の話をした理由
そのあと、彼女が私に聞きました。
「マルPさんは、やりたいことやってますか」
正直に答えました。
20年同じ会社にいて、いまは課長で、やりたいことだったかと言われると違う。ただ、やりたくないことでもない。
そう答えたら、彼女は「それ、けっこういいことだと思います」と言いました。
「私、周りに『好きなことやってて偉いね』って言われるんですけど、それってちょっとしんどくて。普通に働いてる人のほうが、ずっと大変だと思うので」
この夜、私は自分が慰められている側だと気づきました。
19歳に、40代の停滞を肯定されている。
情けないような、ありがたいような、うまく名前のつけられない気分でした。
聞かなかったこと
この夜、私が意識して聞かなかったことが3つあります。
| 聞かなかったこと | 理由 |
|---|---|
| 他に誰と会っているか | 聞く権利がない。答えさせること自体が失礼 |
| なぜパパ活を選んだのか | 事情の説明を求めることになる |
| 芝居で食えると思うか | 19歳に将来の見通しを問うのは残酷 |
3つ目は、特に気をつけました。
40代の人間が「それで食べていけるの」と聞くのは、簡単です。
そして、その質問には 相手を現実に引き戻して、自分が大人であることを確認する 効果しかありません。
聞きたくなった時点で、それは自分のための質問です。
彼女は自分で3年という期限を決めていました。私が代わりに現実を突きつける必要は、どこにもない。
お会計のあとのこと
食事は2時間ほどで終わりました。
会計を済ませて店を出たあと、彼女は「今日、ありがとうございました」と頭を下げました。
私はお気持ちを渡しました。事前に伝えていた金額です。
彼女の希望は3万円でした。相場より低い。
理由を聞いたら、「最初なので、様子見でお願いします」ということでした。
この判断も、彼女らしいと思いました。 高く言って断られるより、確実に1回を成立させる。
そのあと、彼女は駅に向かい、私は反対方向のタクシーに乗りました。
その日はそれだけです。
この夜のあと、考えたこと
家に帰ってから、しばらく考えていました。
19歳に会うのは、これが2人目です。
前回のときは、書くかどうか3日迷いました。今回は、迷いませんでした。
違いは何かというと、彼女が自分の期限を自分で決めていたこと だと思います。
守られる対象としてではなく、判断する主体としてそこにいた。
もちろん、19歳が3万円のために40代と食事をする構図そのものは、手放しで肯定できるものではありません。
私はその構図の中にいる側です。それを忘れないようにしたい。
ただ、その上で言うなら、あの2時間は、お互いにとって悪くない時間だった と思っています。
今回の顔合わせから学んだ3つのこと
1. 年齢差は、こちらから先に置く
19歳が相手のとき、年齢の話を後回しにすると、あとで必ず気まずくなります。
最初のメッセージで自分から触れておくと、相手も判断できる。確認は、警戒ではなく礼儀です。
2. 若い相手ほど、店は「向かい合って座る店」にする
カウンターは距離が近すぎます。年齢差が大きいほど、物理的な距離があるほうが相手は話しやすい。
テーブル席で、少し離れて、料理を挟む。これだけで会話の質が変わります。
3. 相手が金額を低く言ってきたときこそ、丁寧に扱う
3万円という提示は、彼女が「まず1回を成立させたい」と考えた結果です。
こちらが安く済んだと思った瞬間に、その関係は雑になります。金額の低さは、相手の慎重さの表れ だと受け取るほうがいい。
今回使ったアプリ「ラブアン」について
今回の顔合わせも、私が3年使い続けているラブアンでした。
彼女のように 目的をきちんと書いている女性が多い のが、私がここを使い続けている理由のひとつです。
プロフィールに具体的な目標が書いてある人は、当日の時間の使い方も丁寧なことが多い。これは30人以上と会ってきた実感です。
