「美容師って、お金あるイメージありますよね」
これは、その日の食事の終盤に彼女が私に言ったセリフです。
結論から書くと、表参道のサロンでスタイリスト3年目、年収にして400万円ちょっとの彼女は、独立のために500万円を貯めようとしていて、あと300万円足りない、と笑いながら言いました。
その日のディナーは2時間半、フレンチのコースを1本のワインと一緒に。気づいたら閉店時間でした。
これからラブアンで20代後半の働く女性に会ってみたい、という方に参考になればと思います。
ラブアンで気になる人を見つけるまで
月曜の22時頃、私は風呂上がりにビールを開けながらラブアンを開いていました。
月曜は、ラブアンを開くベストタイミングだと私は思っています。理由は単純で、美容師さんや一部の飲食業の方が「月曜定休」だからです。
平日の夜に「明日は休み」というモードでアプリを触っている女性は、メッセージの返信も早く、土曜の昼食事に誘いやすい。
その日、絞り込み条件の上から数人目に彼女がいました。
写真は4枚。表参道らしいおしゃれなカフェの店内、美容室で自分が施術している後ろ姿、休日のゴルフ場(これは意外でした)、それから愛犬らしき小型犬。
自己紹介はこんな感じでした。
表参道のサロンでスタイリストをしています。3年後に自分のお店を出したくて、いま勉強と貯金の毎日です。お酒と美味しいご飯が大好きです。落ち着いて話せる年上の方とお会いしたいです。
「自分のお店を出したい」と書く20代女性は、私の経験上、地に足がついている人が多い。
将来の絵を具体的に持っている人は、目の前の時間も丁寧に使う傾向があります。
直感で「いいね」を送りました。
メッセージのやり取りで気をつけたこと
マッチは翌日のお昼に成立しました。
おそらく仕事の合間にスマホを見たんでしょう。私はその日の夕方、退社直前にメッセージを送りました。
私が初回メッセージで意識しているのは、いつも3つです。
- 相手のプロフィールから一つ拾って具体的に触れる
- 自分のことを1段落だけ書く
- 質問を一つ投げる
今回はこう書きました。
プロフィール拝見しました。「3年後にお店を出したい」と書かれていたのが印象に残りました。私は会社員ですが、知り合いに独立した美容師の方が何人かいて、皆さん資金繰りで苦労されていた記憶があります。差し支えなければ、独立はサロン経営の方向ですか?それとも面貸し系ですか?
返信は1時間後でした。
ありがとうございます。具体的に聞いてくださって嬉しいです。最初は面貸し(シェアサロン)で始めて、3〜4年で自分の店舗を持ちたいと思っています。やっぱり最初から店舗だと、リスク大きすぎるので。
返信の温度が高い。
「独立」というキーワードに本気で取り組んでいる人は、その話を真剣にしてくれる相手に飢えています。
ここで「美容師さんって自由でいいですね〜」みたいなテンプレを送る男性が9割なので、ちゃんと話を聞ける男性は希少種なんです。
3往復したところで、私から食事に誘いました。場所は表参道のフレンチ。彼女のサロンから徒歩5分の店です。
「条件」のすり合わせは、当日の前夜に1通だけ送りました。
お会いしてみてお互い良ければ、ぜひ次回もご一緒したいです。当日、お気持ちをお渡しさせてください。
これでお互いの認識を合わせる。
「条件」「お手当」という直接的な単語は使いません。空気で伝わるように書く。これは私のルールです。
ラブアンでまだプロフィールを作っていない方は、こちらから登録できます。 ▶ [ラブアンを見てみる]
待ち合わせから店までの30分
待ち合わせは19時半、表参道駅のA2出口でした。
私は10分前に着いて、駅の階段を上ったところの壁にもたれて待ちました。
彼女は19時28分に到着しました。
ベージュのトレンチ、その下に黒のニットとデニム。スニーカーは白。バッグは小ぶりのレザー。
「シンプルだけど一つ一つ良いものを身につけている」とすぐにわかる装い。美容師さんらしい、と思いました。
「マルPさんですよね?」と先に声をかけてくれました。
声は明るめで、人懐っこい雰囲気。ただ、目の奥は冷静に私を見ている感じがしました。これは商売柄でしょう。お客さんを毎日10人以上相手にしている人特有の、安心感と距離感のバランスです。
予約していたのは、南青山の路地裏にある小さなフレンチ。席数は20席ほど、シェフ一人、サービス一人で回している店です。
なぜここを選んだか。理由は3つあります。
- 表参道のサロン勤めの女性は「南青山のレストラン」を喜ぶ
- カウンターではなくテーブル席で、隣との間隔が広い
- コースが2時間半きっちりで間延びしない
歩きながら、私から仕事の話を振りました。
「今日は何件くらいお客さん入りました?」
「5件です。今日はちょっと多めでした」
「5件で、何時から立ちっぱなしですか?」
「11時からなので、9時間くらいですかね」
「足、大丈夫ですか?」
「もう慣れました(笑)。でも今日は本当はマッサージ行きたかったです」
この会話で、私は2つのことを掴みました。
ひとつは、彼女がよく働く人だということ。もうひとつは、嘘や見栄を言わない人だということ。
「マッサージ行きたかった」を初対面の年上男性に正直に言える女性は、それだけで信用できる、と私は思っています。
店に着いて、彼女がトレンチを脱いだとき、ニット越しに細い肩のラインが見えました。
ああ、長く会いたい人だな、と思いました。
話してみてわかった彼女のこと
オーダーは私が決めました。ワインは赤、ボトルでブルゴーニュを1本。
彼女に「お肉とお魚、どちらが好きですか?」と聞いて、「お肉です」と答えたので、メインは仔羊にしました。
最初の前菜が出てきたあたりから、彼女のほうから自分の話を始めてくれました。
関西の出身で、専門学校を出てから上京して6年目。最初の3年はアシスタント、4年目からスタイリストデビュー。今のサロンは2軒目で、表参道に移ってから3年が経った。
「実家はどんなお仕事を?」と私が聞くと、
「父が個人で小さな建設会社をやっています。母はそこの事務をやっていて。だから、独立したいって気持ちは、たぶん父を見て育った影響です」
経営者の家庭で育った人は、独立への憧れと現実感のバランスが取れていることが多い。
なるほどな、と思いました。
私は43歳のサラリーマンですが、知り合いに独立した美容師が何人かいるので、その話を少しだけしました。
- 1人目:独立2年目で借金返済中、生活は会社員時代より厳しい
- 2人目:独立5年目で年商4,000万円、ただし社員2人雇って自分は経営に専念
彼女は身を乗り出して聞いていました。
「具体的な数字、ありがたいです。サロンの先輩は『独立はいいよ』としか言わないので、リアルな話が聞けて嬉しい」
ここで彼女は、冒頭のセリフを口にしました。
「美容師って、お金あるイメージありますよね。でも実際は、スタイリスト3年目で年収400万ちょっとですよ」
「貯金は今いくらくらい?」と私が聞いたら、少し笑って「200万円です。あと300万円」と。
「パパ活、何のために?」と聞きました。
直接的すぎる質問なので、いつもなら聞かないんですが、彼女の話の流れで自然に聞けました。
「独立資金の上乗せです。月に2〜3回会える方を1〜2人見つけて、月10万円くらいプラスできれば、1年で120万円。それで1年半後に独立できる計算です」
きっぱりとした答えでした。
私は「計算が早いですね」と笑いました。
「コスパで言うと、私の場合はパパ活が一番効率いいんです。Wワークするより、時間あたりのリターンが高い」
このセリフ、私は嫌いじゃないです。
パパ活を、自分の人生設計の一部としてドライに位置付けている女性は、付き合いやすい。
逆に「寂しいから」「ブランド物が欲しいから」だけの女性は、感情の波が大きくて、長続きしません。
ボトルが空く頃には、22時を回っていました。
お会計のあとに彼女が言った一言
食後のエスプレッソを飲み終えて、私が会計に立ちました。
店を出て、彼女に「もう少し話しませんか。近くにバーがあります」と提案しました。
彼女は少しだけ間を置いて、「いいですよ。ただ、私あんまりお酒強くないので、軽めで」と答えました。
南青山の交差点を渡って、隠れ家系のバーまで歩く5分。途中、彼女がポツリと言いました。
「マルPさんって、お客さんに優しいタイプの方ですよね、たぶん」
「なんでわかります?」
「店員さんへの『ごちそうさま』の言い方で。あの言い方できる人、少ないので」
なるほど、と思いました。
毎日接客している人は、私が思っているよりも遥かに、こちらの所作を見ている。
バーで、彼女はジントニックを、私はバランタイン17年のロックを頼みました。
そこから1時間、フレンチではしなかった種類の話をしました。彼女の過去の恋愛、独立後にやってみたいヘアスタイル、私の仕事で最近うまくいったプロジェクトの話。
23時半を過ぎた頃、彼女が「終電、もう少し気にしなくて大丈夫です」と言いました。
私は黙ってウィスキーを飲み干し、グラスを置きました。それだけで、お互いに了解できた感覚がありました。
新宿のホテルで過ごした夜
タクシーで新宿のホテルへ。20分ほどの距離を、彼女は窓の外を見ながら、私の手の甲に指先だけを軽く置いていました。
何も話さない。けれど、その指先の温度だけが、これから起きることのすべてを語っているような時間でした。
赤信号で止まるたびに、彼女の指がほんの少しだけ動きました。
意識して動かしたのか、無意識なのか、わかりません。ただ、その小さな動きが、私の脈拍を少しずつ早くしていきました。
エレベーターを上がる間、彼女がふと笑って「初対面で、こんなに長い時間一緒にいたのは久しぶりです」と言いました。
私は「私もです」と返しました。本当のところは、3年やっていてもそうそう無い夜だと思っていました。
部屋に入って、ドアが閉まる音と同時に、私は彼女のコートを脱がせました。
ニットの上から、肩のラインに手を添える。
布越しでも、彼女の体が一瞬硬くなって、それから息を一つ吐いて、ゆっくりほどけていくのがわかりました。
「シャワー、先に浴びますか」と聞きました。
彼女は首を横に振り、「先に、少しだけ」と言って、自分から私の襟元に手を伸ばしてきました。
ベッドの端に腰を下ろし、ボタンを一つずつ外していく彼女の手元を、私は黙って見ていました。
美容師の指だ、と思いました。
毎日、人の髪に触れて、滑らかに動く指。その指が、今は男のシャツのボタンに触れている。
仕事の指と、女性の指が、同じ手の中にある。
3つ目のボタンが外れたところで、彼女の指先がそっと私の胸に触れました。
ひんやりとしていました。
彼女自身が緊張しているのが、その指の冷たさでわかりました。
私は彼女の手を取って、自分の手のひらで挟みました。
「ゆっくりでいいですよ」
彼女は黙ってうなずいて、それから少しだけ顔を上げ、自分から目を閉じてきました。
唇を重ねる。
最初は柔らかく、触れるだけ。彼女の唇は乾いていて、少し震えていました。
二度目、三度目と重ねるうちに、彼女のほうから少しずつ唇を開いてきました。ワインの匂いの奥に、何かもっと甘いものがありました。
舌が触れた瞬間、彼女が小さく喉を鳴らしました。
それを合図のように、彼女のニットを脱がせました。
下に着ていたのは、黒いキャミソールでした。肩紐がほつれかけているのを見て、これは普段着の彼女の生活そのものだな、と思いました。
明かりを一段落として、彼女をベッドに横たえる。窓のカーテン越しに、新宿の街明かりが、彼女の白い肩の上に薄く落ちていました。
「お腹、自信ないんです」と彼女が笑いました。
「立ち仕事だから細いんでしょう」と私が言うと、「足はパンパンですけどね」と返ってきました。
そんな会話を挟みながら、肌に触れる。
彼女の体は、毎日9時間立ち続けている人の体でした。細いけれど、芯がある。柔らかい部分と、張りのある部分。
腕の付け根の筋肉、肩甲骨の硬さ、背中の中心を走る一本の線。腰の少し上の浅いくぼみ、その下の柔らかな曲線。
私の手のひらが、そのひとつひとつをゆっくりとたどっていきました。
最初は声を抑えていた彼女が、しばらくすると諦めたように息を漏らすようになりました。低く、長く、何かを我慢している声でした。
時折、その息が短く途切れます。途切れて、また長く流れます。
「マルPさん、上手ですね」と、彼女が言いました。
「人より長くやっているだけです」と答えました。
彼女が小さく笑って、それから笑い声が、少しずつ別の音に変わっていきました。
肌が、熱を持ち始めました。
彼女のうなじの後れ毛が、薄く滲んだ汗で首筋に張りついていました。その細い線を、私は唇で追いました。
彼女が「あ」と小さく声を漏らして、それから私の名前を呼びました。
苗字でも、ハンドルでもない、もっと近い呼び方で。
そこから先のことは、書きません。
ただ、その夜、私たちは何度か体の位置を変えて、そのたびに彼女の声の質が少しずつ変わっていきました。
細く高い声、低く長い声、息だけの声、それから言葉にならない声。
途中、一度だけ、彼女が私の顔を両手で挟んで、まっすぐに見つめてきました。何か言いたそうにして、結局何も言わずに、また目を閉じました。
その目の力に、私は少しだけ動揺しました。
最後には、彼女は私の腕の中で、すべての力を抜いて静かになりました。胸の上下が、ようやくゆっくりとした波に戻ったとき、外の街は完全に夜の底にありました。
時計は2時を回っていました。
彼女の髪が私の鎖骨のあたりにかかっていて、その細い毛先が、呼吸のたびに小さく揺れていました。
表参道のサロンで毎日整えている髪が、こんな時間に、私の体の上で乱れている。その髪に指を通すと、夜の汗で少しだけ湿っていました。
それが妙に良かった、と書いておきます。
別れ際の貯金箱
タクシーで彼女のマンションまで送りました。
別れ際、お気持ちを渡したとき、彼女は「ちゃんと貯金箱に入れます」と笑いました。
「3年後に店をオープンするとき、招待状送ってください」と私が言うと、
「招待しなくても来てくれます?」と返されました。
「行きますよ。第一号のお客さんになります」
「じゃあ、髪、伸ばしておいてください」
そんなやり取りで、その夜は終わりました。
帰りのタクシーで、私は「この人、たぶん独立まで会い続けるな」と思いました。
今回の顔合わせから学んだ3つのこと
体系化しておきます。
1. 「目標を持っている女性」を選ぶと顔合わせの質が変わる
プロフィールに「独立」「留学」「資格取得」「引っ越し」など、具体的な目標が書かれている女性は、会話に芯があります。
逆に「のんびり過ごしたい」「美味しいものが好き」だけの女性は、会話が抽象的で続きません。
検索条件で絞り込めない部分なので、自己紹介を読む眼力で見抜くしかありません。
2. 月曜の夜にラブアンを開く
美容師、飲食業、サービス業は月曜定休が多い。
月曜の22〜23時にメッセージを送ると、返信率が体感で1.5倍くらい上がります。
これはラブアンに限らず、マッチング系全般で使える小ワザです。
3. 「お金の話」は相手から振らせる
私から「貯金いくら?」「年収は?」と聞くと警戒されますが、相手から「お金がない」系の話が出たタイミングで一緒に話すと、深い話になります。
そのためには、こちらが先に自分の収入の話を少し開示する必要があります。
私はだいたい「同年代のサラリーマンの平均よりちょっと上くらいです」と濁します。具体的な数字は、聞かれてから答える。
今回使ったアプリ「ラブアン」について
私が3年使っているラブアン。
正直に言うと、ラブアンが「日本一」のアプリだとは思っていません。ただ、今回のように 「目標を持って働いている20代後半の女性」 と出会うには、現時点で一番効率がいいと感じています。
理由は3つ。
- 自己紹介をしっかり書いている女性の比率が高い
- 表参道・代官山・恵比寿など都心エリアの登録者が厚い
- 料金が現実的(月額3万円前後で、コスパ的に納得できる)
逆に、こんな人には向きません。
- 20代前半の派手な子と会いたい人 → 他のアプリが向く
- 「とにかく数で勝負したい」人 → 会員数で勝る大手がある
- 月1〜2回しかアプリを開かない人 → 会員のローテーションが速いので追いつけない
今回みたいに「ちゃんと話せる、目標のある女性と会いたい」人には、ラブアンは入口として最適です。
月3万円で、こういう夜を月に2〜3回作れるなら、十分に元は取れていると私は思っています。
▶ [ラブアンの公式サイトを見る]
